前回までのあらすじ
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LINEデベロッパー登録を終え、必要なAPIキーである「Channel Secret」と「アクセストークン」を手に入れました。
そして、必要なパッケージの導入し、Rubyをインストールしました。
今回は、プロジェクトをバージョン管理できるようにGitリポジトリを作成していきたいと思います。
(前回の次回予告で、今回は「Railsアプリの作成」を行うと書いた気がしますが、まだ全然そこまで辿り着けない!)
Gitとは
Gitとは、リポジトリとは、人生とは……。
それ(人生を除く)を説明するとそれだけでこの連載が15回分くらい増えるので、詳しくはググってください。
あるいは下記の記事群が参考になります。
しかしながら、Gitには関しては全体を網羅しようとすると分量が多すぎるため、利用しながら適宜調べていく方が無難であると思います。この連載では、新しいgitのコマンドが出てきた場合はその都度簡単な解説を加えることとします。
ここで、Gitを簡単に説明すると「バージョン管理するためのツール」で、
バージョン管理とは、「プログラムの状態をバージョンとして管理すること」で、
リポジトリとは「バージョン管理する対象」となります。
bot開発を例に取ると、
- 「オウム返し」機能を実装した <- ここでセーブ
- 「おはよう」機能を実装した <- ここでセーブ
- 「ゴミ出し日通知」機能を実装した <- ここでセーブ
上記のように機能を追加した節目で状態(バージョン)をセーブ(コミット)して、後でどのような機能を追加したかを振り替えしやすくしたり(コミットごとにコメントを残せる)、いざという時に過去のバージョンに戻せたりできます。
プログラムの開発を進めていくと、例えばバグが混在している場合など、今の状態から修正を加えるよりもある時点の状態に戻してそこからもう一度機能を追加した場合の方が結果的に作業が早い場合が往往にしてあります。そういった場合にGitでのバージョン管理が役立ちます。
バグは怖いですね。
Gitの初期設定
さて、それではgitの初期設定を行いましょう。
既に行なっている方は飛ばしてください。
git config —global user.name {ユーザー名} git config —global user.email {メールアドレス}
ちなみに、ユーザー名もメールアドレスも適当なものでも特に問題ありません。
リポジトリの作成
Railsアプリの作成の前にプロジェクトディレクトリをgitリポジトリ化しましょう。
リポジトリの作成(初期化)には git init
を使います。
git init
Initialized empty Git repository in /Users/shifumin/project/line_bot/.git/
ls -la
で確認した時に .git
が存在していればリポジトリ化されています。
ls -la total 4 drwxr-xr-x 4 shifumin staff 128 4 23 01:01 . drwxr-xr-x 11 shifumin staff 352 4 22 11:51 .. drwxr-xr-x 9 shifumin staff 288 4 23 01:01 .git -rw-r--r-- 1 shifumin staff 6 4 22 12:36 .ruby-version
これでプロジェクトディレクトリをgitでバージョン管理できるようになりました。
終わりに
今回はプロジェクトのバージョン管理を行うためにGitリポジトリを作成しました。
次回こそ本当にbotの機能を実装するRailsアプリの作成を行なっていきましょう(二度目の正直)
参考
サルでもわかるGit入門 〜バージョン管理を使いこなそう〜 | どこでもプロジェクト管理バックログ
https://backlog.com/ja/git-tutorial/
Gitの基礎 - Qiita
https://qiita.com/satoshi1335/items/ead109412430a078feaa